【映画をヒントに】信頼を獲得するために重要なポイント

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 どうも、医学生シン(@BodymakeShin)です!

 先日、映画『プラダを着た悪魔』を見て、『仕事で信頼を獲得するには?』ということを考えました。

 映画『プラダを着た悪魔』を端的に言えば、主人公アンディがファッション業界の女王的存在の鬼上司にしごかれながら成長する物語です。

 最初アンディは仕事に対してどこか他人事で、当事者意識がありませんでした。

 しかし、上司の1人のナイジェルに諭され、生まれ変わったように仕事に打ち込むようになり、ついには鬼上司ミランダの信頼を勝ち取ります。

シン
シン

生まれ変わった後のアンディの仕事ぶりには、現代人が真似すべき仕事の流儀が詰まっているように思えてなりません

 今回は、そのことについて自分の考えをまとめます。

  • 信頼を得るには『期待を超えて』『責任を負う』のが肝要
  • そのためには、まずは格好から入る

 なお、この記事は映画『プラダを着た悪魔』のネタバレを含みますので、映画を見てから読むことを推奨します。

信頼を獲得する方法

 まず、信頼を獲得するとはどういう状態でしょうか?

 ざっくり言えば、『こいつに頼めば安心だ』『また頼もう』と思ってもらえることだと私は考えます。

 バイトでも人付き合いでも研究でも、おそらく会社勤めも、信頼とは安心がもとになっています。

 では、依頼元から安心を引き出すには、どうしたらよいでしょうか?

シン
シン

重要なのは、『期待を超えること』と『責任を負うこと』です

期待を超える

 依頼主の期待を超えることは、信頼獲得につながります。

 例えば、映画『プラダを着た悪魔』にて、鬼上司ミランダはアンディに『娘たちが読みたがっているから、ハリーポッターの未発表の新作をもってこい』と命じます。

 当然、これは無理難題です。労基に訴えれば勝てるでしょう(アメリカに労基があるかは知りませんが)。

 しかし、アンディは伝手を駆使してハリーポッターの新作を期限までにミランダの前に持ってきます。

 ミランダの指示を文字通りに受け取れば、これで任務は完了です。

 しかし、アンディはさらにひと手間加えます。

 彼女はミランダに手渡すものとは別に2冊の本を用意し、ミランダの娘たちに渡していたのです。

シン
シン

『ハリーポッターの新作をもってこい』という指示の裏側にある、『娘たちが移動中に読めるように』というニーズを汲み取っていたのです

 このように、『期待を超える』とは頼みを額面通りには受け取らず、『そもそもなぜ頼まれたのか?』を考えて実行するということです。

 これは別に大それたことをする必要はありません。

 例えば、飲み会を開くから参加する人を聞いておいてほしいと頼まれたのなら。

  • 男女別・年齢別・役職別にまとめる
  • コピペしやすいように、名簿は手書きではなくLINEやメールで送る

 こういった工夫をすれば、少ない労力で『依頼主の期待』を超えることができます。

責任を持つ

 そして、『一工夫の責任を負う』ことも重要です。

シン
シン

『責任を取る』ではなく『責任を負う』なのがミソです

 期待を超えるための一工夫は、いわば『アレンジ』であり、指示にない独断専行とも言えます。

 ゆえに、そのアレンジが不利益をもたらすことがないようにしないといけません。

 先の飲み会の例では、参加者のまとめ方なんてぶっちゃけどうでもいいですよね。

 しかし、例えば、気を利かせて飲み会の店を先んじて予約しておいたとしたらどうでしょう。

 チーズが目玉の店を予約して、もし乳製品アレルギーの参加者がいたら、ただの『おせっかい』になってしまいます。

  • 参加者のアレルギーを調べておく
  • 予算を確認し、予算オーバーにならないようにする

 こういった根回しを合わせて行っておく必要があります。

 アレンジをするのなら、『悪気はなかった』とか『良かれと思って』とかは通用しません。『お、気が利くね』と言ってもらう義務が発生します。

 責任を負うとはこういうことです。

蛇足:身なりを整える効果

 ところで、『お、気が利くね』と言ってもらうには、身なりも重要です。

 なぜなら、成果を提出したときに最初に見るのは、成果物ではなく『その人自身』だからです。

 『プラダを着た悪魔』の中で、アンディが心を入れ替える象徴的なシーンとして『ブランド物を身にまとう』というのがあります。

 このシーンは、これまでの『他人事』『当事者意識の欠如』から抜け出したことを示す、いわば『儀式』です。

 つまり、究極的には、アンディがこれまでと同じ服装でも、知識やセンスは身についたはずです。

 しかし、その場合、ミランダはアンディの成長を認めない、ないし認めるのが遅くなると考えられます。

 ファッション業界に身を置くにふさわしくない野暮ったい服では、ミランダの顰蹙を買い続け、公正に評価してもらうのは難しいでしょう。

 『外見は内面の最外層』という言葉がありますが、TPOを弁えた身なりも成果物のラッピングです。

 相応しくないラッピングでは、仕事の成果物を正しく評価してもらえません。

 映画ではミランダは聡い人として描かれているので、もしかしたら外見に惑わされることはないかもしれません。

シン
シン

しかし、世間の多くの人間は物事を雰囲気で判断しています

 期待を超えるためには、まず期待に応えることから始めなければなりません。

 映画『プラダを着た悪魔』の感想も書いてますので、こちらも読んでくださると嬉しいです!

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