どうも、医学生シン(@BodymakeShin)です!
今回の記事では、大学受験・大学の試験勉強を通して見つけた効率の良い勉強法についてです。
受験や資格試験のように、明確なゴールがある分野で効率の良い勉強法をご紹介します
勉強は楽な方が良い
まず、『勉強は苦しんでやらなければならないのか』ということについて考えます。
高校までの学校では、『勉強は頑張ってやるもの』と教えられてきましたよね。
さらに言えば『勉強は苦しんでやるもの』とさえ教わってきました。
しかし、本当ににそうでしょうか?
学校ではクラスの全員に画一的に知識を詰め込まなくてはならないので、『退屈でも耐えろ!』という風に指導しがちです。
ですが、自発的に勉強するのなら、より心理的な負担が少ない方法を自分で探すことができます。
私は大学受験で『耐える勉強』を続けてしまったせいで、後半精神的に苦しかったです。しかし、大学に入ってから勉強法を工夫することで勉強が苦ではなくなりました
今回、なるべく自制心に頼らずに勉強するコツをご紹介します。
アウトプット重視
私が勉強で何よりも大切にしているのは『アウトプットとの関連』です。
つまり、何かを覚えるとき、何かを理解するとき、それは何に役立つのか考えるのが大切です。
一例を挙げましょう。
私は医学生ですので、診察の手順を習います。胸部の聴診なら、前後でそれぞれ8か所ずつ、左右に違いがないか聴きます。
この手順を学習するときに、ただ漫然と暗記するのと、どういった病気を発見するためにこの手順で聴くのか意識するのとでは学習効率がまるで違います。
聴診の手順の暗記というインプットが、診断というアウトプットにどう繋がっているか意識すると、目的意識が芽生えます
これは医学に限ったことではありません。
高校の定期テストなら、あらかじめ範囲が示されているので、目標となるアウトプットが明確です。
授業でやった問題や問題集に載っている問題を、数字や形式を変えても解けるようになる。
こういった目標を設定し、そのために勉強すると、中弛みせずに勉強できます。
インプットばかりの勉強はNG
ここまで話を読んでくれれば言われるまでもないでしょうが、目標となるアウトプットを設定しないで闇雲に暗記するのは悪手です。
皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。
長期休みの初日、周りと差をつけてやろうと教科書を開いて勉強を始めるも、5分で睡魔に襲われ、翌日には勉強のことなど忘れ、長期休みを怠惰に謳歌する。
こういった勉強が長続きしないのは、具体的な目標が未設定だからです。
さらに解像度を挙げれば、『周りと差をつける』という目標が、曖昧でモチベーションにつながらないからです。
例えば、新学期に習う得意科目のこの単元を予習しておいて、試験直前は苦手科目のカバーに時間を使えるようにする。
こんな目標設定なら、挫折する可能性を減らせます。
ここで大切なのは、『目標の具体性』と『目標達成の必要性』です。
勉強する内容を指定する具体性と、試験直前に苦手科目の勉強時間を増やせるようにするという必要性が揃って、人は目的意識をもって頑張れます。
復習が大事
目的を設定したら、次に意識するのは勉強の頻度です。
エビングハウスの忘却曲線という言葉をご存じでしょうか。
簡潔に言うと、人は学んだことをすぐに忘れてしまうが、適切な間隔をあけて復習すると記憶の定着に寄与するという内容です
わかりやすくするために、本棚と勉強机をイメージしてみましょう。
本棚に並べられているノートは、長期記憶です。きちんと収納しているので、容易になくなることはありませんが、思い出すのに時間がかかります。
一方で、勉強机に置かれているメモ書きは短期記憶です。机に置かれているのですぐに確認できますが、その分捨てられやすいです。
一日の終わりに机のメモ紙は一旦集められて、いらない紙ボックスに入れられますが、翌日復習すれば、いらない紙ボックスから取り出して、また机に置くことができます。
復習しなければ、いらない紙ボックスのメモ紙はすぐに捨てられてしまいます。
一度復習したくらいではまだメモ書きのままなので、そのまま放置すればすぐに捨てられてしまいます。しかし、何度も復習すれば、そのうちノートに整理してまとめられ、本棚に収納されます。
あくまでイメージですが、学習した内容が記憶に定着する過程はだいたいこんな感じです
勉強をやりっぱなしで放置して、すっかり忘れてから再度勉強し直すのは非効率です。
定期テストや資格試験のための勉強なら試験当日という本番があり、その日のために机に置くメモ紙やノートを調整できます。
それ以降使わない知識ならメモ紙のまま使い、今後も役に立つ知識はノートにまとめましょう。
まとめ
今回ご紹介した勉強のコツは次の2つです。
学校の勉強や資格の勉強は『解答』があります。
経験則ですが、解答がある勉強はセンスよりも努力量がものを言います。
勉強では、誰だってやればできる子です
アウトプットを意識して、自分のやる気を上手に引き出してあげましょう。
そして、復習をしっかりやって、勉強時間を有効な努力にしましょう。
勉強時間が長いことが自慢になるのではなく、テストの点が高いことが自慢になります。
やりっぱなしの勉強にしないことが大切です。
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