どうも、医学生シン(@BodymakeShin)です!
今回は、医学生が思う医学部に向いている人の特徴です!
進路に悩む高校生に向けて、医学部の内側からぶっちゃけちゃいます!
そもそも医学部ってどんなところ?
医学部はカリキュラムやその後の就職で他の学部と大きく異なる部分があります。
まず第一に、医学部は6年生です。仮に現役で合格して留年せずに卒業しても、医師免許が手に入るのは最短でも24歳です。
4年制大学と比べると、社会に出るのが2年遅いです。
これを短所ととるか長所ととるかは人によるでしょう
そして、定期試験が多いです。
多くの大学の医学部では教養課程が1~2年間ありますが、それが終わって医学勉強が始まるとだいたい1か月ごとに試験があります。
そして医学勉強や病院実習が終わると、いよいよ就活(マッチング)です。
概ね6年生の夏ごろには行きたい病院の候補は定まっていて、秋に全国一斉に医学生と病院がお互いを選び合う『マッチング』というイベントが行われます。
マッチングの仕組みはややこしいので割愛しますが、医学生は『行けそうな病院』ではなく『行きたい病院』を選ぶということだけ分かっていればオッケーです。
※実際は卒業後の進路に臨床医以外にも医系技官や研究者・起業家などいろいろな選択肢がありますが、ほとんどの医学生は臨床医になるので今回の話からは省きます。
医学部に向いている人の特徴
さて、次は医学部に入った方がよさそうな人の特徴に移ります。
目上に反発して損をしてしまう人
医学部に入った方が良い(他の道ではやっていけなそう)な人の特徴①は、『おかしいことをおかしいと言って損してしまうタイプ』の人です。
学校で先生に嚙みついて目をつけられたり、電車でマナーが悪い老人に注意して口論になったりするタイプと言い換えてもいいですね
法的に誰でもできる仕事は、職場での人間関係(≒政治)が重要になってきます。
例えば事務職などでは実務能力はそうそうに頭打ちになって、職場での人間関係が評価につながってきます。
私は実際に事務のアルバイトをしたことがありますが、仕事を覚えることよりも職場の人間関係の方が大変でした。
逆に、医師は法的に医師にしかできないことが定められているので、仕事がちゃんとできるのならある程度許容される部分があります。
- 目上に盲従する
- 右に倣えで働く
こういった『昭和的』な振る舞いが苦手であるのなら、医師を目指して医学部に入るのも手です。
不器用・要領が悪い人
不器用な人も医学部に進んで医者になった方が良いかもしれません。
医師免許さえあれば職には困らないですし、白衣を着ていれば頼ってもらえます。
素の自分に自信がないのなら、国家資格と白衣の権威性を身につけるのは賢明な選択でしょう。
私が医者を目指しているのも似たような理由です
勉強が好きな人・好奇心が強い人
勉強が好き、成長意欲が強い。そんなタイプも医学部向きです。
よくドラマや漫画でポンコツな医者や悪徳教授が登場しますが、現実ではそんなのまずありません。
現実のオーベン(上級医)はみんな優秀で勉強熱心です。
怠惰で意地悪な中堅医師の間違いを、若手医師(だいたいイケメン)やコメディカルがビシッと成敗!みたいなのは現実ではまずありません。
少なくとも私がこれまで見てきた限り、病院内の役職と実力はほぼ一致しているように思えます
頑張って実力を伸ばせば正当に評価されるし勉強の機会が多い医学の道は、頑張るのが好きというタイプには向いています。
医学部に向かない人
では次は、医学部以外に進路を考えたほうが良いのでは、という人の特徴を挙げていきます。
お金をがっぽり稼ぎたい人(≠お金の不安を抱えたくない人)
お金をがっぽり稼ぎたい、飛びぬけた年収を得たい。そんなタイプには医者は絶対に向かないです。
医師の所得は良くも悪くもブレが小さいです。
医師の所得は平均水準が高くて最低値も高いですが、最大値も据え置きです。
大学病院の教授にまで上り詰めた人でも、週に1回は外勤(≒バイト)をしなければ生計が危ういほどです
世間がイメージするような『豪勢な家を建て』『外車を乗り回し』という暮らしは、もはや過去のものになってしまいました。
しかし一方で、不景気でも給料の最低限の保証が欲しいというのなら医者はもってこいです。
がっぽり稼げない代わりに、みんながそこそこ稼げるのが医業の強みです。
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