どうも、医学生シン(@BodymakeShin)です!
この記事では、最近読んだ『仕事が速い人はこれしかしない ラクして速く成果を出す「7つの原則」』という本の感想を述べようと思います!
この本は、大まかに言えばビジネス書に分類されるのでしょうが、大学生の私でもサクサク読めるくらい読みやすい良書です!
Kindleで読めるので、ぜひとも手に取ってみてください!
どんな人が書いたのか?
まず、この本の著者の紹介から始めます。
『仕事が速い人はこれしかしない ラクして速く成果を出す「7つの原則」』の著者は石川和男氏です。
彼は企業の役員や税理士、大学講師やセミナー講師、時間管理コンサルタントを兼任する凄まじいシゴデキであり、一言で言えばスーパーサラリーマンです。
しかし、著者は著書のなかで『かつての自分はダメダメだった』と振り返っています。
深夜まで残業しなくてはとても仕事が回らず、家族や友人との時間をなかなか取れなかったそうです。
私も部活やバイト、勉強などで日々忙殺されて、自分が本当にやりたいことができていないので、著者の苦労話に深く共感してしまいました
そんな日々がずっと続き、石川氏はこのままではまずいと一念発起します。
ビジネス書を読み漁ったりセミナーを受講したりして『効率的な時間の使い方』を研究・実践し、今では企業の役員や税理士、大学講師やセミナー講師、時間管理コンサルタントを兼任し、さらにはプライベートも充実させるスーパーサラリーマンに大変身します。
そんな人だからこそ、万人に刺さる本が書けるのでしょう。
小難しい理論や机上の空論ではなく、著者が自分で実践して効果的だと確かめた方法を本にまとめているため、大学生に過ぎない私でも深い共感をもって読むことができました。
こんな人にお勧め!
著者の石川和男氏はサラリーマンであり、この本で紹介されている時間活用術は著者が社会人経験を通して得た知見が基になっています。
おそらく著者が想定している読者は、会社勤めのサラリーマンなのでしょう。本の中で用いられている例え話は、ほとんどオフィスが舞台です
実際、この本で解説されていることを即座に活用できるのはオフィスでの仕事です。残業を回避し、一定時間当たりの生産性を高めるための方法が数多く紹介されています。
しかし、私はこの本をサラリーマンに限らず『現状に満足していない全ての人』におススメします!
- ダイエットを頑張りたいけど続かない
- 大学受験や資格試験の勉強が捗らない
- 友達付き合いが上手くいかない
オフィスワークと全く関係ない悩みでも、本書の内容を活用すれば、一発解決とはいかないまでも、解決の糸口をつかむことができます。
何か解決したい悩みがあるのなら、本書を手に取ってみることをおススメします!
この本の内容をちょこっと紹介!
次に、この本に書かれていることを少しだけご紹介します。
本書は6章構成になっています。
第一章では、「自分の可処分時間を増やす」「自分の時間を有効活用する」ことにフォーカスしています。
- 限られた時間で最大のパフォーマンスを発揮する
- 無駄な時間の使い方を減らす
第一章の各節では、仕事が速い人が徹底している「7つの原則」を紹介しています。今回は、第一章の前半3節に限って内容をご紹介します。
第1節:あらゆることに「期限」を決めろ
この節では有名な『パーキンソン第一の法則』を引き合いに出して、締め切りを設定して、常に期限を意識することの重要性が語られています。
パーキンソン第一の法則とは、仕事は期限いっぱいを消費するまで増大するという法則です。
夏休みの宿題はすぐにやれば終わるのに、夏休み最終日まで終わらない、というアレです(笑)
人は期限に追い立てられないと頑張れません。しかし逆に言って、適切な期限を決めてしまえば、それに向かって最大のパフォーマンスを発揮できます。
なお本書では、この『締め切り効果』の恩恵(or呪い?)を最も受けている人として、ある人たちが挙げられています。
ぜひ本書を手に取って『締め切り効果』を活かしているのはどんな人か読んでみてください!
『たしかにこの人たちは残業しないな』と納得すること間違いなしです!
第2節:仕事が速い人は「5秒」で動く!
第2節では、とにかくまず動き出すことが重要だと述べられています。
例えば、二度寝。
目が覚めてもすぐに布団から出ず、温かい布団の中でぬくぬくしていたら、ぎりぎりまで二度寝三度寝を繰り返してしまいます。
皆さんにも似たような経験があるのではないでしょうか
しかし、例えば朝トイレに行くために一度起き上がれば、二度寝することなく、朝をゆっくり過ごせるでしょう。
散歩したり、手の込んだ朝食を作ってみたり、『意識の高い朝』を過ごすこともあるかもしれません。
一度起き上がったことで『起きるモード』に切り替わり、活力をもって過ごせているのです。
この『動き始めるとやる気が湧いてくる』ことを作業興奮と呼び、本書では重要視されています。
この本の第2節ではこの『作業興奮』に着目し、5秒以内に仕事を始める『5秒ルール』を提唱しています。
考えるよりも、まず始める。
それが仕事を早く終わらせる秘訣というわけです。
第3節:「動きながら考える力」を持つ
第3節では、初めての仕事や複雑な仕事は、動きながら仮説を立てて検証し、修正しつつ完成を目指すのが重要と語られています。
仕事に取り掛かる前に入念に調べたり、あれこれとシミュレーションするのは悪手です。
仕事に取り掛かる前には難題だと思っていたことが実はなんてことなく、逆に始めるまで思いつきもしなかったことが問題となることがあるからです。
だからこそ、さっさと仕事に取り掛かり、真の問題を見つけるのが最善手というわけです。
私がこの部分を読んで思い出したのは、初めて全部ひとりで準備して行った地方への一人旅です
こんなことにばかり気を揉んで、パンパンに膨らんだ財布をパンパンに膨らんだリュックサックに何とか詰めて旅行当日を迎えましたが、実際は杞憂でした。
しかし旅行前には思いつきもしなかったことですが、『地方では車がないと大変』ということに旅行中気が付きました。
これ以降、地方へ旅行に行くときは車を借りるか、必ず電車やバスが使いやすいか調べています。
実際に旅行に行って初めて気が付くこともあるというわけです。
この本から学べる事
このように、本書の最初の3節には
- 期限を設定して自分自身を追い立てて
- まず動いて『作業興奮』を利用してやる気を出し
- 動きながら問題点を洗い出す
という『仕事を速く済ませるコツ』が紹介されています。
思い返してみれば、自分の周りの優秀だと思う人は上記の特徴を押さえています
また、ベンチャー企業が勝つための戦略によくMVP(Minimum Viable Product)というのがありますが、これは個人の生産性でも同じことが言えるわけです。
先の章では
- 仕事で優先順位をつけるコツ
- チームで仕事をする際のコミュニケーションの秘訣
- 創造的な成果を生む仕事術
- 良い習慣を身につける方法
これらの内容を様々な角度から学べます!
ビジネスに限らず、解決したい悩みがあるのなら、この本を手に取ってみることをおススメします!
ぜひ読んでみてください!
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